3300V AL-CV 高圧アルミケーブルが大活躍!
01 狙われやすいPV幹線ケーブル
昨今、太陽光発電所の銅線盗難被害が全国的に問題となっております。高圧太陽光発電所は人里離れた山間部などの地域に設置されることが多いため、人通りが少なく犯行が行われやすいです。盗難されるケーブルとしては、低圧の銅線ケーブルが多いと思いますが、接続箱とパワーコンディションナーを接続する直流ケーブルも同様に被害が発生しています。PV幹線ケーブルは太くて長く、高価なため、電線泥棒(盗難)の格好の標的となりやすいです。
02 電技違反?1500V PVアルミケーブル
日本の電気設備技術基準(以下「電技」)では、(省令第4条 解釈第46条)において、太陽電池発電所等に使用する電線等の施設について、遮蔽層のない高圧ケーブルの使用が許容されています。しかしながら、電技適用条件の一つである「導体は、軟銅線またはこれと同等以上の強さを持つものであること」という要件において、アルミ導体(アルミ合金を含む)は該当出来ず、この条件を満たせないため、電技違反となってしまいます。
※なお、電技も時代の変化に対応しており、平成25年(2013年2月15日商局第4号)にPV線の適用範囲が38sqから60sqに変更されました。弊社では、1500V PVアルミケーブルが電技違反とならないように、今後も継続して働きかけを行ってまいりますがその成果が実るまでは、電技違反となってしまいます。
03 弊社は3300VアルミCVケーブルを提案
PVの幹線ケーブルは電線泥棒(盗難)の格好の標的となっており、復旧しても再度盗難に遭う事業者様も多く、苦労が絶えない状況です。単価の安いアルミケーブルを採用したいが、電技違反となることからアルミケーブル化を諦めざるを得ない事業者様も少なくありませんでした。
弊社は、1500V PVアルミケーブルの代わりの電技違反にならないアルミケーブル=3300VアルミCVケーブルを提案しています。試験販売として、今年10月に北関東に位置する太陽光発電所に、3300VのアルミCVケーブルを15,000m納入いたしました。
弊社の高圧アルミケーブルはJCS基準に準拠して製造しております。詳細の仕様書については、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
高圧アルミケーブルのラインナップ
・3300V AL-CV・D・T 38~500SQ
・6600V AL-CV・D・T 38~500SQ
本ケーブルはシースの色を黒または青の色指定が可能です。盗難対策にお困りの事業者様はぜひご検討いただければ幸いです。 高圧アルミケーブルの導入・使用において不安を感じられる場合でも、弊社の経験豊富な技術チームが相談に応じますので、お気軽にお問い合わせください。