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再生可能エネルギー

なぜ必要なの?アルミケーブル用ハイブリッド端子が求められる理由
○○にすれば、端子接続のスペース問題が解消し、工事時間の短縮にもなる?!

ハイブリッド端子 - GBP株式会社

一般的なアルミ端子とGBPハイブリッド端子について解説

01 アルミケーブルの導入にあたっての端子問題
02 アルミ・銅の変換バイメタル端子台を使用する場合
03 GBP製ハイブリッド端子を使用する場合
04 その他のGBP製ハイブリッド端子の特徴

01 アルミケーブルの導入にあたっての端子問題

近年、コスト削減や盗難対策の観点から、アルミケーブルの需要が増加しております。一方で、銅ケーブルが主流の日本においては、アルミケーブルの普及が急務となっております。

アルミケーブルの導入にあたっては、電気設計、納入ルート、保管方法、施工方法、運用方法など、さまざまな課題が存在します。今回は、日本において一般的なアルミ端子の接続とGBPハイブリッド端子について解説します。

異種金属接触腐食とは

アルミと銅は異種金属に該当し、イオン化傾向の違いから腐食が発生しやすいです。この腐食問題を解決するためには、特殊処理が必要で、その一つが「バイメタル接合」です。

バイメタル接合とは、アルミと銅を効率的かつ安全に接続するために設計された部材で、腐食を防止するための重要な役割を果たしております。特に日本のブレーカで多く使用されいる端子部にアルミ製端子を接続した場合は異種金属接続となり,腐食してしまう可能性があり、最悪の場合火災が発生してしまいます

02 アルミ・銅の変換バイメタル端子台を使用する場合

異種金属問題の解決策として「バイメタル端子台」の利用が挙げられます。この方法では、アルミと銅の接合部分にバイメタル端子台を採用することで、異種金属間の問題を解決し、腐食リスクを抑えることが可能です。



ただし、バイメタル用端子台を使用する際には、いくつかの課題があります。

① 端子台の設置スペース

ブレーカを収納している盤に新たに端子台を設置するため、スペースが必要。既存の盤内に余裕がない場合、設置が難しくなる場合があります。

② 別置きのボックスが必要

既存盤内にスペースが無い場合は、端子台を盤の外部に設置することで対応は可能ですが、追加で新規ボックスが必要となり、コストやボックスの設置スペースの確保が課題となります。

③ 銅ケーブル区間の発生

これらの点を考慮しながら、バイメタル端子台を適切に活用することで、異種金属問題を安全に解決することが可能ですが工事の手間が増えてしまいます。

03 GBP製ハイブリッド端子を使用する場合

異種金属問題を解決するもう一つの選択肢として、GBP製ハイブリッド端子があります。この端子を使用することで、追加工事やスペースに関する課題を解消し、より効率的な接続を実現できます。



写真の通り、ケーブル側はアルミケーブル用の圧縮・圧着部、端子台側は銅素材で出来ており、異種金属の接続を端子自体に持たせているため、このハイブリッド端子以外の設備が不要となった画期的な構造になっております。



GBP製ハイブリッド端子の主なメリット

① ブレーカ収納への直接接続が可能

GBP製ハイブリッド端子を使用することで、ブレーカに直接接続できるため、追加工事が不要になります。これにより、施工コストや時間を削減。

② スペースの削減

端子台を別置きしないため、屋内設置場所などの設置スペースを大幅に節約可能。これにより、これまでスペースの問題で諦めていた場所にも導入できる可能性が広がります。

③ 工事時間の短縮

ボックス設置を伴う端子台と比べ、設置時間が約2時間短縮されます。また、銅ケーブル分の敷設が不要となり、その分の作業時間も約1時間短縮が可能です。



GBP製ハイブリッド端子は、異種金属問題を解決しながら、工事全体のコストや時間を削減できる画期的なソリューションです。これまで導入に踏み切れなかったプロジェクトにも、アルミケーブルソリューションに合わせてGBP製ハイブリッド端子をご検討ください!

04 その他のGBP製ハイブリッド端子の特徴

異種金属問題だけじゃない。選ばれる特長。


端子接続部の特長

CB型(ブレーカ設置用)に対応

ブレーカへの設置を想定した設計で、CB型の大きさと形に合わせました。現場での互換性が高く、端子台に難なく接続することができます。さまざまな用途に対応可能です。

日本の銅線用端子と同じ大きさ・穴位置

既存の日本規格の銅線用端子と互換性があり、銅端子同様の品番管理です。



ケーブル接続側の特長

コンパウンド入り

端子にはコンパウンドをあらかじめ充填してあります。そのため、コンパンドを用意する必要は基本的にありません。

圧着・圧縮の指示を明示

施工時に必要な圧着や圧縮の場所や回数が端子に直接明記(マーク)されているため、施工時の確認、ミスを防ぐ。

刻印による分かりやすい仕様確認

端子には電線の対応sq数とボルト穴径が刻印されており、保管、保存や在庫数量の確認が容易です。施工現場でのミスを防止にも有効です。



GBPのアルミ電材の特徴

GBPはハイブリッド端子だけでなく、アルミケーブルソリューションを幅広いラインナップで提供しています。600Vから高圧、さらには特別高圧まで、さまざまなニーズに応える製品群を揃えています。また、施工に関する解説動画も公開し、円滑な導入を支援しております。
さらに、圧着・圧縮工具も取り扱っており、アルミケーブル工事に必要なすべてをワンストップでご提供可能です。「アルミケーブル工事で困ったら、ぜひGBPまでお問い合わせください!」




  

現場の「こんなものが欲しかった」を形にするGBP

 
  

GBPは、お客様の声を形にし、現場の「困った!」を解決するための製品開発を続けています。「こんなものがあれば助かる」を実現してきた私たちだからこそ、現場の課題を一緒に解決するお手伝いができます。現場での困りごとを、GBPとともに形にしてみませんか?